生まれたばかりの子猫の生態と本能
生まれた子猫の状態
子猫をはじめて飼ったときに驚いてしまうことや、わからないことが出てくると思います。私は猫を飼う前に犬を飼っていたのですが、基本的な部分は似てるものの、犬とは全く違う動物だと感じました。
そんな猫を飼う初心者さんが疑問に感じることをまとめました。
はじめの子猫の状態
生まれたばかりの子猫は約100グラムという重さで誕生します。当然ですが、成猫と比べるとまだまだ未熟で何もわからない状態です。まだ目も耳も十分に機能していません。
ただ、鼻だけは多少機能しているので、鼻で母猫の匂いを探れます。子猫はこの鼻を頼りに母猫の母乳を食事としています。
・子猫の目の色
生後約10日くらいで目が機能するといわれています。私たちが知っている目の色といえば、黄色や緑、茶色や青色などですが、生まれたばかりの頃は、目の色は灰色がかった青っぽい色をしていて、まだよく見えない状態です。
目に力が出てくるのは生後1,2ヵ月後とされていて、その頃になると目の色も確立されていきます。
・子猫の鼻
生まれてから間もない頃は、耳の穴もふさがった状態なのですが、生後10日ほどで、開き始めます。
今まで鼻しか機能してなかった子猫も音が聞こえるようになります。大体、生後2,3週間後に耳が立つようになるとされています。
・子猫の歯
はじめは歯が生えていませんが、1,2数間経つと乳歯が生えはじめます。一ヶ月ほどすると、完全に歯も生え揃え離乳期を迎えます。
・子猫の爪
はじめは成猫のように自由に出し入れする爪とは違い、爪が出たままので引っ込められない状態です。爪とぎをするようになるのは一ヶ月~一ヶ月半ほどかかります。
子猫の本能的な行動
猫は本来狩りをして生きてきました。野良猫の場合、通常餌の確保といったら狩りをすることです。この狩りをする行動そのものが、生まれたときの本能としてインプットされています。
一度人間に飼われたとしても、この本能が消えるわけではありません。ただ、飼ったことで、狩りの頻度は確実に下がります。何故なら狩りをしなくても餌の確保が容易だからです。
室内猫の場合でもちょっと目を離すと、狩りのまねごとをすることがあります。おもちゃなどを使って遊んであげると、狩りをするしぐさを見せてくれるでしょう。虫や、小動物を捕まえることもあり、少し驚いてしまいますが、猫の本能的な部分なので受け入れてあげましょう。
人に懐くのは生後2週間~2ヶ月の間
上記でも述べましたが、猫が外の世界にふれはじめるのは二週間からです。
目が開き、耳が聞こえ始める頃から人間を認識してくれます。生後間もない頃に人間と接し、慣れさせることで、友好関係ができあがってきます。
もちろんある程度育った猫とは仲良くなれないというわけではありません。人の子供と同じように考えればいいかもしれません。子猫を早めに人を認識させてあげることで、友好も早まります。