猫の抜毛対策!部屋を綺麗にしよう!

猫の抜毛を対策して部屋を綺麗に保つ方法

猫や犬を飼っていて大変なのが抜毛だと思います。基本的に猫は行動範囲が広いので、色々な場所に毛が絡んでしまい掃除が大変になってしまいます。

特に複数の猫を飼っている方は、抜け毛が大量に出てしまうので何かしらの対策が必要だと感じます。

猫は季節によって抜毛の量が変わってくる!

猫の毛は常に生え変わりを繰り返しているので、一年中抜け毛が発生します。初夏と秋ごろには換毛期になるので、一年の間で最も抜け毛が発生しやすい時期になります。

猫は体毛で体温調節をしている

・初夏になると毛が抜け始める。最も毛が抜ける時期。
・秋頃になると冬毛に生え変わる。初夏に比べると抜け毛の量は少ない。

関連:「猫の抜け毛の基本

猫の抜毛対策に効果があるものは?

では、猫の抜け毛が部屋に散ってしまうのはどうやって防げばいいのか?についてですが、個人的な対策方法としては以下のことを毎日やっています。

POINT

・定期的なブラッシング
・粘着クリーナーを使う
・家具は毛がつきにくい素材を使う
・掃除機を小まめにかける

猫の抜け毛は必ず発生するもので、短毛種・長毛種に関わらず、部屋に抜け毛が溜まってしまうのを完全に防ぐのは難しいといえます。

ただ、上記の対策をやっているのとやっていないのとでは明らかに部屋に溜まる毛の量は違いますので、ぜひ取り組んでみてください。

では、これらの対策をやると、どんなメリットがあるのかお伝えしたいと思います。

抜け毛による猫アレルギー

猫の毛(フケ)にはアレルギーの原因となるアレルゲンが付着しています。その為、猫アレルギーの方は部屋に散らばっている抜け毛を取り除くことで、症状が改善されることがあります。

関連:「猫アレルギーの症状と原因

毎日ブラッシングすることは飼い主も猫もいいことづくめ

当たり前のことではありますが、猫を飼っているなら必ずブラッシングをした方がいいです。

抜け落ちてしまう前にブラッシングすることで、部屋に散らばってしまう抜け毛を減らせます。個人的には一番効率の良い抜け毛対策といえます。特に、換毛期にはブラッシングを小まめにやった方がいいでしょう。部屋に散ってしまう抜け毛を最小限に防いだり、人間用の家具や、猫の寝具に付いてしまう毛も減らせるので、ぜひお試しください。

それと、ブラッシングは抜け毛が減らせること以外にもメリットがたくさんあります。

ブラッシングで吐いてしまう回数を減らせる場合がある

猫は毛づくろいしているときに、舌で舐めている毛を誤って飲み込んでしまうことがあります。飲み込んだ毛が胃の中で毛玉になり、嘔吐してしまうことがあります。そのため、吐いてしまいがちな猫もブラッシングをすることで予防に繋がるので、長毛猫などは特にブラッシングしてあげましょう。

毛玉が多くなる場合もブラッシングは小まめにやる

長毛種の場合は、ブラッシングを定期的にやらないと毛玉になってしまうことがあります。ほぐれやすい毛玉なら問題ないことが多いですが、固い毛玉ができてしまうと、素人だと取り除くのは非常に難しくなります。

実際、私の飼っている猫は、尻尾の付け根のあたりに固まった毛玉ができてしまったことがあり、クシが通らなくて取り除くのに苦労した経験があります。老猫になるとグルーミング(毛づくろい)の回数が落ちて毛玉が発生しやすいので、ぜひ飼い主がグルーミングのお手伝いをしてあげましょう。

こちらの「クシとブラシの選び方」や「猫がブラッシングを好きになる方法」などもよかったら参照ください。

猫がいつも居る場所には粘着クリーナーを使う

猫が居ることの多い場所には、粘着クリーナーを使いましょう。

例えば、猫が寝る場所は最も抜け毛が蓄積しやすい場所なので、近くに粘着クリーナーを置いておくと掃除しやすくなります。

また、抜け毛は家具だけではなく衣服に付く事も多いので、脱衣所の近くに1つ置いておくのもいいでしょう。その際は、衣服用のクリーナーを使ってみてもいいですね。

猫は時期によって暖かい場所・涼しい場所を探して移動する事が多いので、どの場所に粘着クリーナーを置いておくかも重要です。多頭飼いなど抜け毛の量が多い場合は、粘着クリーナーをいくつか置いておくことをおすすめします。

ソファーやマットの毛の取り方

フローリングや畳の上に、カーペットや絨毯を敷いている家庭も多いのではないでしょうか。

絨毯やカーペットの繊維の奥には、目では発見しづらい細かい毛が蓄積していることがあります。毛が絨毯やカーペットにあると、寝そべったときや、座ったときに衣服に毛がつきやすくなるので、予め粘着クリーナーなどで取っておく必要があります。

一毛打尽 犬猫用

個人的に、カーペット・マット系なら、「一毛打尽」という製品が役立ちました。素材によってはおもしろいように抜け毛をとることができるのでおすすめです。ただ、毛足の長い絨毯などに使うのは難しいです。コロコロだけで取れない毛は、今まで手でかきあつめて取り除いていましたが、一毛打尽を使ってから、その必要がほとんどなくなりました。

他にも毛を取り除く用品はあると思うので、探してみるのもいいかもしれませんね。

ペットを飼っているなら掃除しやすい部屋に改善する

犬や猫を飼っているなら、部屋を掃除しやすくするのも結構重要になってきます。

衣服や家具などを、猫の毛が付きにくい素材のものを使ってみると、掃除するのも楽になるかもしれません。

POINT

▽毛がつきにくい素材
・革
・ナイロン
・シルク

▼毛がつきやすい素材
・フリース
・ウール
・アクリル

確実に毛がつかない素材というのは非常に難しいですが、毛がつきにくい素材にすることで、毛を払いやすくなるのでおすすめです。

逆に猫の寝具などに毛のつきやすい素材を使い、できるだけ抜け毛を寝具で集中的におとすという方法もあります。また、使い捨ての布素材のタオルを寝具のカバーとして使い、毛が溜まってきたら捨てるという手もありますが、経済的にはあまりおすすめではありません。

それと、フリース素材のように静電気が発生するものだと毛がつきやすいので、その場合は「静電気防止スプレー」などを利用してもいいと思います。

部屋の家具の位置を考える

掃除機をかけるときに家具を動かすと思います。

簡単に動かせる家具なら問題ありませんが、重さのある家具だと毎回動かすのは大変です。重くて毎回動かすのが難しい家具の場合、家具と家具の隙間はなるべくなくすようにすると、抜け毛やホコリは入りづらいのでおすすめです。

家具の置く位置などでも掃除のしやすさが違ってくるので、なるべく掃除機をかけやすい配置を心がけてみるのも大切です。

棚の小物など

猫は高いところが大好きなのでよく棚に登ります。キャットタワーなどが猫のくつろぐスペースなら問題ありませんが、他の高い場所を好んで登るようなら小物の配置に気をつけた方がいいと思います。

小物などはホコリが溜まりやすいですし、猫が登ると抜け毛が小物に絡みやすいので、できるだけ猫が登る場所には物を置かない工夫をした方がいいでしょう。

それと、ぬいぐるみなどはダニの温床といわれるほどハウスダストも付きやすいです。抜け毛も付きやすいものなの気をつけたほうがいいと思います。

カーテン、布製の物にも気をつける

意外と気付きにくいですが、カーテンに毛が蓄積されていることは多いです。猫は風当たりが良い場所、日当たりの良い場所を好む傾向があるので、抜け毛がつきやすいです。

布製だと、どうしても抜け毛が付きやすくなるので、毛を払いやすいツルツルした素材などにすると洗うときも簡単です。

ペットの抜け毛対策は小まめに掃除することが大切

どんな掃除機を使うかも結構重要です。掃除するときにキャニスター型を毎回取り出すのは面倒になってしまうので、スティック型の軽い掃除機の方が小まめな掃除には向いてると思いました。

なので、ペットを飼っているなら使っている掃除機を変更した方が利便性が高くなることも多いです。特に猫を飼っていると、猫砂や抜け毛が毎日発生するので、手軽に使えるものを選ぶのもいいかもしれません。

詳しくは「掃除機の選び方」を参考にしてみてください。

猫の抜け毛対策のまとめ

私自身、犬と猫の多頭飼いをしているので抜け毛には本当に困っていました。

掃除も毎日のことなので忙しかったり、気分が乗らなかったりで掃除をやれない日もあります。そういう場合は、部屋の環境を見直したり、掃除しやすい状況にすることが非常に大切だと実感しています。

特に猫を飼っている方なら、ブラッシングすることで部屋におちる毛の量を確実に減らせるので、ぜひやってほしい対策方法です。それと、長毛種の場合は少し油断していると毛玉になってしまうので、定期的にブラシがけをしてあげましょう。

他にも抜け毛対策の方法があると思うのですが、とりあえず私がやっていることを、まとめてみました。もっと効率が良いやり方があるかもしれませんので、色々試してみてください。

ペットには抜け毛はつきものなので、飼い主としてもあまり神経質にならないようにしたいですね。

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