猫の抜け毛対策でおすすめの掃除機の選び方
ペットを飼っている家庭の抜け毛対策!
猫を飼っていて悩まされる問題といえば、お掃除だと思います。一年中抜け毛が出るので大変です。
特に複数の猫を飼っていると、家具・衣服・絨毯などに大量の毛が…!猫を飼っている家では掃除機を毎日小まめにかけている人も多いですよね。
今回は、はじめて掃除機を選ぶ方向けに解説してみました。
掃除機を使う前にやっておく対策
掃除機を使う前に、猫の毛を小まめにブラッシングしたり、粘着クリーナーなどを使って、ある程度取り除いておくのも重要です。
あらかじめソファーなどを毛の付きにくい材質にしておくと、掃除するのも楽になるのでおすすめです。
・猫の毛を小まめにブラッシングする
・家具は毛の付きにくい材質を選ぶ
・掃除機をかけやすい家具配置にする
・掃除機以外の道具も用意する
詳しくは「猫の抜け毛対策!部屋を綺麗にしよう」をご参照ください。
掃除機のタイプ
掃除機をタイプ別にすると結構種類があるので、掃除をする場所・使い方・収納スペースなどを考えて決めるのもいいと思います。
選ぶタイプによっては普段のお掃除の効率が変わってきます。
写真 | タイプ | 特徴 |
キャニスター型 | 従来からある標準的な掃除機。最近ではキャニスター型のサイクロン掃除機も販売されている。 | |
スティック型 | 軽くて中腰にならずに掃除できます。スティックになっているので片付けもスペースをとりません。 メイン・サブ掃除機として手軽に使うことが出来ます。 |
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ハンディ型 | 小型で持ち運びが便利。車の中やソファーの上、ベッドなどを掃除するときなどに楽! 細かい所を掃除するのに向いています。 |
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ロボット型 | ルンバが有名。毎日掃除する時間がなかなかとれない人に向いています。 最近ではフローリング、絨毯を掃除できるタイプがあります。また、ペットの毛が絡みづらい製品も販売されています。 機種によっては床をふけるタイプもあります。 |
どのタイプの掃除機を選べばいいのかは使う人によって変わりますが、通常の使い方ならキャニスター・ハンディ・スティックをおすすめします。
ロボットタイプは部屋に置いてある物が多いと使いづらいこともあるので、ここでは手に持って使える掃除機のみ紹介していきます。
掃除機によって集塵方法が変わる
掃除機の集塵方式には、キャニスター型の掃除機に使われている紙パック式か、ダストカップにゴミを集めるサイクロン式があります。
他にもマキタのコードレス掃除機のようなフィルターにゴミを集めるカプセル式もあります。
これらの集塵方法で、ゴミの捨て方が変わるのでかなり重要な項目の1つといえます。
紙パック式
従来からあるタイプの掃除機で、空気とゴミを一緒に紙パックに集めます。
▽メリット
・ゴミ捨てのときに紙パックを捨てるだけなのでほこりが舞いづらい
・紙パックを捨てるだけなのでお手入れしなくていい
▼デメリット
・紙パックによる目詰まりがあるので吸引力は落ちやすい
・紙パック購入の維持費が掛かる
サイクロン式
ゴミやホコリをダストカップに集めます。遠心力により、空気とホコリを分離できる掃除機。
▽メリット
・目詰まりが少ないので吸引力が落ちづらい
・排出される空気が綺麗
・ゴミを小まめに捨てることができる
・カップは水洗いできるので維持費が掛からない
▼デメリット
・定期的にダストカップ・フィルターの汚れをおとす必要がある
・ゴミ捨てのときにホコリが舞いやすい
カプセル式
参考画像:マキタ
電子工具メーカーマキタなどの掃除機で使われているカプセル方式です。カプセル式は簡単にゴミ捨てできますが、フィルターにゴミが付くので、ブラシではたいて落とす必要があります。
また、マキタの場合、フィルターは洗えば何度も使えると説明されていることがありますが、使い続けると結構ボロボロになってしまうことがあるので、予備はあった方がいい気がします。
▽メリット
・紙パックより集塵容量が大きい
・ゴミを小まめに捨てることができる
▼デメリット
・目詰まりすると水洗いしないといけない
・ゴミを捨てるときに埃が舞いやすい
・フィルターにゴミが付く
吸引力は製品のどこを見ればいい?
掃除機には吸引仕事率と表記されていることがあります。吸引仕事率の単位は「W」になっていて、消費電力と間違いやすいので注意しましょう。
この「吸引仕事率」はW数が大きいほど吸引力に優れているとされています。
ただ、あくまで吸引力の「目安」ですので、実際は、ゴミの溜まり具合などでも吸引力は変わってくるので、あまり気にしない方がいいでしょう。
※メーカー製品によっては、吸引仕事率の単位が違うこともあります。
吸引力は紙パック式とサイクロン式どちらがいいのか
個人的な意見となってしまいますが、二つの掃除機を使ってみた結果、サイクロン式のようにすぐにゴミを捨てられる方が、吸引力は持続しやすいと思いました。
というのも、紙パック式の場合ゴミが溜ってくると吸い取る力も低下しやすくなるからです。サイクロン式の場合は、ゴミを小まめに捨てることができるので吸引力を保ちやすいです。
ただ、サイクロン式は、ダストカップ・フィルターの手入れをする必要がありますし、ゴミを捨てるときにホコリが舞いやすいというデメリットもあるので、お手入れが面倒に感じそうなら紙パック式の方をおすすめします。
コード式とコードレスのメリット・デメリット
掃除機には、電源コードを差して使うタイプと、充電して使えるコードレスタイプがあります。
どちらがいいかは使い方や、好みによりますので、個人的に感じたメリットとデメリットをお伝えします。
コード式掃除機
▽メリット
・吸引パワーがある
・使用する時間を気にしなくていい
・充電作業がない
▼デメリット
・コードがあるので線を抜き差しする必要がある
・収納する場所がある程度必要
・掃除後にコードを巻き取る必要がある
コードレス掃除機
▽メリット
・充電が必要
・部屋の移動が楽
・階段の掃除がやりやすい
・コードの巻き取りをしなくていい
▼デメリット
・充電が必要
・稼動時間がある
・コード式に比べるとパワー不足
・バッテリーが上にあるタイプだと手首に負担が掛かる
掃除機の線が邪魔になってしまうことは、みなさんあると思います。コードレス掃除機のメリットは、コードがないので手軽にお掃除できることにあります。
線を気にしながら掃除をしなくていいですし、掃除が終わった後にコードを巻き取らなくていいので、ストレスなく使うことができます。
階段に掃除機を使いたい場合もコードレスはとても便利です。
ただし、充電式掃除機は「使用時間」があるので、がっつり掃除をしたい人ならコード式掃除機の方をおすすめします!
掃除が面倒なときはハンディ・スティック型をおすすめ
掃除機を使うのは正直面倒だと感じることはあると思います。ただ、ペットを飼っていると部屋も汚れやすいので掃除を小まめにやる必要があります。
掃除が面倒だと感じる部分としては、キャニスター型など重い掃除機を取り出すときです。掃除機を出してしまえばやる気が出るのですが、取り出すまで億劫になってしまいます。そういう気分が乗らないときは、ハンディ型やスティック型を使っています。
ハンディ型の掃除機なら手の届く範囲に置けるので、ちょっとした毛やゴミを吸い取るのに役立ちます。ソファーなどにも気軽に使えるのもいいですね。抜け毛は長時間放置すると、繊維に絡み付いて取りづらくなるので早めに取ってます。掃除の頻度をあげたい人にはハンディ・スティック型をおすすめします。
掃除する場所でヘッドを変更してみる
掃除機のヘッドを変更するとお掃除しやすくなることも…!掃除する場所によっては吸引力よりもヘッドが重要になることもあります。
例えば、ダイソンのコードレス掃除機には、フローリングに適しているヘッドと、絨毯・カーペットに適しているヘッドがあります。
ヘッドによって掃除機をスムーズに動かすことができなくなるため、吸引力よりも、ヘッドを変更したした方が掃除しやすいです。
ここではダイソンを例にしてみましたが、ダイソン以外のメーカーでも、絨毯・カーペットに向いているヘッドブラシが販売されていることもあるので、ぜひヘッドも気にして選んでみてください。
掃除機販売メーカー
使いたい掃除機のタイプが決まったら、次はどのメーカーにするか絞ってみるのもいいかもしれません。メーカーによって、どのタイプの掃除機を多く販売しているかは変わってきます。
また、通販ショップなどでは実際に使っている方のレビューなども数多くあるので、そちらを参考にしてみてもいいと思います。
名称 | 特徴 | リンク |
サイクロン式の掃除機を初めてつくったメーカー。吸引力に優れている製品が多く、細かいハウスダストをとることができる。 | ・ダイソン公式オンラインストア ・Amazon評価 ・楽天評価 |
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ペット用品を数多く取り揃えており、掃除機もペット用が多い印象。 低価格の製品が多いので気軽に手を出しやすい。 |
・アイリスプラザ ・Amazon評価 ・楽天評価 |
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電動工具で有名なメーカーでシンプルな親切設計。コードレス掃除機を多く販売していて丈夫で長持ち。 | ・マキタ公式 ・Amazon評価 ・楽天評価 |
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キャニスター型のサイクロン掃除機や、ロボット掃除機など幅広いタイプの掃除機を販売している。 種類が豊富なので用途によって選ぶ事ができる。 |
・シャープ公式 ・Amazon評価 ・楽天評価 |
※上記の表は掃除機を販売している一部のメーカーになります。
販売メーカーによっては、キャニスタータイプの種類が少なかったり、スティック型が少ないこともあるので、色々なメーカーを見た方が、自分に合った製品を見つけやすくなります。
掃除機の選び方まとめ
掃除機を販売しているメーカーはたくさんありますが、掃除する頻度・時間・場所で掃除機を考えておくと選びやすくなります。
▽掃除機を選ぶときのポイント
・使い方によって掃除機のタイプを選ぶ
・紙パック式・サイクロン式がある
・コード式・コードレスがある
・吸引仕事率は「W」を見る
・吸引仕事率が高くても、状況によって吸い込むパワーは違う
・絨毯やカーペットは他の掃除用具も検討してみる
・掃除を小まめにするならハンディ・スティックをおすすめ
・掃除する場所によってヘッドを交換した方が効率もよくなる
以上を抑えておけば、掃除機を選びやすくなると思います。
個人的にコードレスの方が小まめに掃除できるので、ペットの毛が繊維に蓄積する前に取りやすいです。
メーカー製品ごとの掃除機については「ペットを飼っている方におすすめの掃除機メーカー」にまとめましたのでご参照ください。
掃除は毎日小まめにする
猫は暖かい時期に入ると、ごっそり毛が抜けやすくなります。特に長毛種を飼っていたり、多頭飼いしていると、部屋に落ちる毛の量は多いので小まめに部屋の掃除を心がけましょう。
長い間掃除をしないと、猫の毛はどんどん蓄積されますし、一度に多くの場所を掃除しようとすると時間が掛かってしまい効率が悪いです。掃除が面倒なときも、猫が毎日過ごしている部分を5分程度掃除するだけでも全然蓄積する毛の量が違います。
また、猫の皮膚・フケ・唾液にはアレルゲンというアレルギー症状の原因となるものがあるので、アレルギー体質の方も毎日掃除するのはメリットが多いです。
床掃除以外にも、ホコリやダニが蓄積しやすい布・カーテン・ぬいぐるみなども小まめに掃除した方がいいでしょう。