猫ノミやダニを発生しないようにする対策方法
猫ノミやダニが発生する前に予防しよう
猫を飼っていて心配になるのがノミやダニが発生してしまうことです。ノミやダニが発生する前に対策しましょう。
ノミの特徴
世界に生息しているノミはおよそ1000種類以上。ノミはホコリや毛を栄養にしています。所謂猫に寄生しているノミとしてネコノミ。また、犬の場合イヌノミといわれています。
ノミは非常に生命力が高く、長い期間潜伏します。そして、ノミは湿気が多いところを好みます。日本は湿気が多いので、ノミにとって好都合なわけです。
特に梅雨~夏に繁殖しやすいです。よく冬の時期はノミを見かけないとの声もありますが、室内に繁殖してしまった場合は部屋も暖かいので、年中出没するみたいです。
ノミの成長はとても早い
ノミの成長は意外と早く、卵から幼虫になり、サナギから成虫になっていきます。卵から成虫に成長するのが約2~3週間ほどです。
気温によっては、ノミの成長も非常に早いです。所謂、血を吸うノミは、成虫になったもので、猫だけではなく、人の血も吸う場合があります。
ダニの特徴
ダニもノミと同じく、ホコリや髪の毛、フケなどを栄養に生きています。猫に付くダニとして、マダニやミミヒゼンダニなどが居ます。
マダニは猫を吸血することによって体が肥大化するので見つけやすい場合があります。ただし、マダニをピンセットなどでとるのは絶対にやめましょう。ダニの口の先端が残ってしまい、それが原因で炎症して化膿したり、感染症になる恐れがあります。もし猫にマダニが付いているのを発見したら動物病院に連れて行って取ってもらいましょう。
耳ダニについて
ノミの発生に頭を悩ませている方は多いですが、場合によってはダニが猫につくこともあります。よくあるのが、耳ダニ(ミミヒゼンダニ)といわれるダニが発生した場合です。耳ダニは人間に寄生しないといわれていますが、猫に寄生することがあります。発生原因の例として、感染している他の動物との接触により、耳ダニに感染する場合があります。
予防方法としては、猫を外に出さないようにしましょう。また、外にいる野良猫や犬との接触も避けたほうが無難です。普段家にいるダニとは違い、耳ダニはミミヒゼンダニといわれているもので、室内で感染することはなく、外で感染するものとされています。
猫にノミやダニがついてしまう原因は?
ノミやダニは草むらに多く生息しているため、放し飼いの猫だと簡単に体についてしまいます。また、室内で飼っている猫でも犬を飼っているなら安心できません。
完全な室内飼いでも、例えば犬を飼っている家はノミやダニがつきやすいです。犬は猫と違い定期的に散歩をするので、ノミやダニを家に持ちかえってしまう可能性があります。そのノミが猫に寄生します。猫と犬を同居させているならしっかり対策していきましょう!
野良猫も外で生活しているため、ノミやダニがいる場合がほとんどです。保護した場合なども元々いる猫に感染させないように気をつけたいですね。
・犬と猫を飼っている
・野良猫を保護している
・猫を外に出している
・他の動物との接触による寄生
猫を飼っていないのにノミが発生している場合
猫を飼っていない家庭でもノミが発生する場合があります。
例えば、自分の家でペットを飼っていなくても、家の周りに多く野良猫がいたり、近所で犬を飼っている人が多いのなら、ノミが発生するケースもあります。他にも家族の方が野良猫と接触したときに、ノミが衣服類について、家庭に持ち込んでしまうこともあるかもしれません。
猫にノミがついているか判断する方法
毛の長い猫などはノミがついているか判断が難しいです。気づかないうちにノミがいた!なんてことにならないように飼い主が気をつけて様子を見てあげましょう。
・体の毛を噛むようにして毛づくろいしている
・猫の体毛をかきわけたら黒い粒が見える
・寝ている場所に黒いツブが落ちている(黒いツブはノミのフン)
当てはまる項目があるなら注意です。上のような行動を猫がしているなら、ノミやダニが体毛に付いている可能性があります。ノミは毛の表面からは見えない場合が多いので、毛をかきわけて確認しないと発見できないかもしれません。
猫にノミがいる場合の症状
ノミが吸血する際に発生するのが痒みです。その痒みは犬や猫にとって精神的なストレスになってしまいます。ノミによる吸血の怖さは、痒みだけではありません。猫が掻き毟ってできた傷に細菌が入って化膿してしまうことや、ノミに何度も吸血されることによるノミアレルギー性皮膚炎になる可能性もあります。
ノミは猫だけに被害を与えるだけはなく、時として人間も被害に合う場合があります。人がノミに刺されると多くの場合は、激しいかゆみになり、かくことによって細菌感染することがあります。
ノミやダニが出た!事前に対策したいこと
さきほどノミは湿気が多いところが好きだといいましたが、それとは別に好む場所があります。ノミやダニが好む場所はホコリやチリです。そのため徹底的に掃除することが一番の解決方法です。
猫の体にノミやダニが居た場合、家にも生息しているということです。そのため家の環境を変えないことには改善できません。人にも害がある生き物なのでしっかり対策していきましょう!
まずは、ホコリやチリなどがたまりやすい、部屋の隅や、普段見落としがちな箇所を掃除機で吸い取ります。このときに注意したいのが、掃除機のフィルターも小まめに取り替えることです。ノミの卵などを吸い取ってることがあるので、掃除機のなかのゴミは早めにゴミ出ししてください。
家の中にノミやダニが大量に出没しまったときは、薬用粉が効果があります。使い方はとても簡単で、部屋に粉を撒くだけです。ノミやダニは一旦発生すると、どんどん数を増やしていくので、即効性の高いものを使う事をお勧めします。
猫は外に出さないように心がける
犬は散歩があるので、外に出さないのはとても難しいですが、猫は基本的に外に出さないようにするのが一番良い方法だと思います。
外に出さないようにすることで、危険な植物を食べてしまう恐れや、感染している動物との接触でノミやダニがついてしまうこともあります。また、音や他の動物に驚いて、勢い良く走って逃げ出してしまうケースもありますので、外に出すときは、飼い主がしっかり管理してあげてください。
室内飼いの猫が外の草を食べたがっているなら、猫草を与えてみたり、運動不足などのストレスを懸念しているなら、定期的におもちゃで遊ばせることも大切です。犬を飼っている場合は、猫に感染しないように予防してあげましょう。
ノミが住みにくい環境を心がける
事前に気をつけたいポイントとして部屋の換気も定期的にすることです。ノミやダニは湿気を好むので、住みやすい環境を与えないようにしましょう!
それと、ノミは熱に弱いので必ずカーテンを開けて部屋に日を入れてください。畳やベッドに日を当てることで殺菌効果があります。ノミやダニが発生してしまった場合、住みやすい環境にしないことが大切です。。普段から気をつければ、人も猫も安心して生活できます。ぜひしっかり対策しましょう!
ノミやダニの寄生による異常を感じたら、必ず動物病院で診てもらいましょう
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