ペットを飼う前に心構えをしよう!
ペットを飼う前の心構えとは
これから犬や猫をペットとして飼おうと考えている方も非常に多いと思います。ただ、突然ペットを飼おうと思い立ったなら、一呼吸置いてもう少し考えてみることを推奨します。
ペットを飼うというのは、思っている以上に大変なことです。一度飼ってしまうと無責任に放り投げる事はできません。飼う前にしっかり考えましょう。
ペットは責任をもって飼う
実は、飼ったペットを無責任に捨ててしまう人も多いです。
捨てられた犬や猫の最悪なケースでは、保健所に連れて行かれ殺処分される可能性もあります。保健所では一日に数百匹処分され、年間約30万匹以上の命が消え続けてます。
一時期ブームとなり、人気となっていたペット達もブームが過ぎたら飽きてしまったり、捨ててしまう人もいます。
ペットは私達に楽しい時間を与えてくれますが、楽しいことばかりではなく、大変なこともたくさんあります。ペットを飼うということは、生き物の命を預かるということです。ぜひ飼う前に本当にお世話ができるのか、じっくり考えてみましょう。
動物の虐待について
上記の保健所問題とは別に、心無い飼い主がペットを虐待した例もあります。
※虐待が原因で死亡したケースや、障害を持ってしまったケースもある。
理不尽に怒ったり、叩いたりするのはしつけではありません。それはただの暴力となってしまいます。
しかし、それで殴る、蹴るなどの行為をしていいというわけではありません。
一度虐待されたペット達は人間に対し、不信感や恐怖心でいっぱいになっています。犬の話ではありますが、恐怖心から飼い主にも噛み付く凶暴な犬になることもあります。そうなってしまうと、手を差し伸べよう、しつけをしようとしても一筋縄ではいきません。
動物達にも人間と同じように感情があります。嬉しいときには喜んだり、悲しいときに涙する事もあります。当然、痛みも感じます。しつけをする際には十分に気をつけましょう。
犬猫以外の生き物も捨てられている
上記でも述べましたが、ペットを平気で捨てる人がいて問題になっています。犬、猫だけに限らず、最近では爬虫類や鳥、魚まで捨てられているニュースを目にします。捨てるという行為は他の人達にも迷惑になるだけではなく、最悪の場合、元々生息していた生き物の生態系を壊してしまうこともあります。
ぜひ、今一度「本当に飼い続けることができるのか」考えてみましょう。
猫を飼うと大変なことは多々ある
当サイトは猫に関する情報をお伝えしているので、犬のことは割愛しますが、猫を飼うと大変なことが結構あります。
個人的な意見ではありますが、猫を飼ったらこんなところが大変!と思ったことをお伝えしてみます。
猫アレルギーかどうかは事前にチェックしておきたい
飼う前に必ず猫アレルギーなのか、そうじゃないのか検査しておきましょう。もし、家族と住んでいるなら、家族の方も検査しておいた方がいいです。
私は軽度の猫アレルギーですが、猫に顔を近づけなければ問題ないです。ただ、症状が重いと部屋に猫がいるだけで猫アレルギーの症状が出たりしますので、一度検査しておくことをおすすめします。
皮膚科などで検査することができるので、問い合わせてみましょう。
野良猫を拾ったけどどうしたらいい?
ペットを飼う予定はなかったけど、野良猫を拾ってしまった!なんてこともあると思います。
野良猫の場合は、警戒心が強いことも多いのでいくつか注意点があります。
詳しくは「野良猫を保護したあとの準備」を参照してみてください。
猫を飼うのにもお金が掛かる
当たり前のことですが、猫を飼うのは結構な出費が!
市販されている一般的ななキャットフードや砂を与えている場合でも、猫1匹で年間、数万~掛かると思います。
【初期費用】
・皿・トイレ・キャリーバッグ・ケージなど
・病院費用など
【毎月の出費】
・餌
・トイレの砂
・その他の雑費
猫が生きるために必要なものはどうしても出費を抑えることはできないので、経済的に余裕がないなら飼うのはおすすめしません。
こちらの「最低限用意するもの」もよければ参考にしてみてくださいね!
定期健診・予防接種
餌やトイレの砂は基本的な出費ですが、毎年の定期健診・予防接種でもお金が掛かります。
また、猫が暴れたりしてなかなか爪を切らせてくれない場合は、病院で爪を切ってもらう必要があります。
猫も人間と同じように病気に掛かることがあるので、それらを視野に入れて保険に加入することもあります。
猫は嘔吐することが多い
猫を飼う前に知っておきたいのが、吐く頻度が高いということです。
毛づくろいしたときに毛を飲み込んでしまい、胃の中に溜まったものを吐き出すことがあります。また、猫草を与えた後に嘔吐することも多いです。
片付けは当然、飼い主がやることになるので少し大変になってしまうことも。
猫砂の飛び散り問題
トイレの形状によって飛び散り方は違いますが、猫が砂をかくときに飛び散ることも多いです。場合によっては排泄物がトイレ外に落ちることもあります。
小まめに掃除していないと、散らかりもすごいことになってしまうので、綺麗好きな飼い主さんにとってはストレスになることもあるかもしれません。
砂の飛び散りを完全に防ぐというのは難しいので、あまり神経質になってしまわないようにしたいですね!
関連「砂が飛び散りにくいトイレとは?」
動物のニオイは飼っているとわかりづらい
所謂、ペット臭が気になる人も多いと思います。猫は犬と比べて特別体臭が強いというわけではないと思いますが、排泄物の臭いは結構強烈です。
特に外から帰って来ると臭いがわかります。猫を飼ってない人はさらに動物の臭いに敏感なので、来客が多い家庭ならそれらも気をつけなければなりません。
動物臭は脱臭機や空気清浄機で対策することができるのでお試しください!
家具をボロボロにされたり、柱や壁で爪を研がれる
猫の爪とぎ対策をしておかないと、壁や柱で研がれてしまうかもしれません!「壁や柱に傷を付けられたくない」場合は必ず対策しておきましょう。
爪とぎ防止対策としては、爪とぎ器を設置したり、壁や柱を保護できるものがあります。
抜け毛の掃除が大変!
猫を飼っていて大変なのが、抜け毛の掃除です。
毛が抜けやすい時期になると、抜け毛も大量です!短毛でも長毛猫でも抜け毛が部屋に散らばります。
猫がよく居る場所ほど掃除が大変です。
小まめに掃除する方ならいいですが、お掃除頻度が少ない方は抜け毛に悩まされることになるかもしれません。
既にペットを飼っているなら注意!
犬や他の動物を飼っていて、新たに猫を飼おうと思っているなら注意が必要です。
猫はなわばり意識が強く、相性が悪い動物もいるので気をつけましょう。
また魚を飼っているなら、猫の手が届かないように工夫した方が無難です。
関連「猫と相性の良い動物・悪い動物」
ペットを飼ったらしっかり管理する
ペットが家の外に逃げ出してしまい、事故を引き起こしてしまうケースも非常に多いです。一度脱走されると見つけるのも難しいので、窓の閉め忘れなどにも注意しましょう。
また、放し飼いはおすすめしません。近隣住民からの苦情や、最悪の場合は保健所に連れて行かれる可能性もあります。
飼っているペットの責任は飼い主にあります。日頃から十分管理には気をつけましょう!
本当にペットを飼えるのか、責任を持てるのか考える
最後に、ペットを飼う前に「本当に飼うことができるのか」よく考えてみてください。
ペットを飼うと楽しいこと出来事もたくさんありますが、逆に大変なこともたくさんあります。飼った後に「世話をするのが面倒になった」「言うことを聞かないから」などの理由で捨てるのは絶対にやってはいけません。
犬と猫も一生懸命生きています。私たちとなんら変わりません。ただ、犬と猫だけでは生活できないので飼い主が面倒を見る必要が出てきます。飼い主の行動一つでペットの人生が決まるといっても過言ではありません。
もし、どうしても飼えない理由が出てきてしまったら、せめて別の飼い主を探す・施設などの引取り先を探す、といった方法をしてあげてください。
ぜひ、愛情を注いであげてくださいね!