猫が餌を食べないときの対処方法
猫が食事を食べないときは
猫にいつもどおりエサを与えたはずなのに食べてくれない!そんなことはありませんか?元々猫という動物は一度にすべての餌を食べることは稀で、むら食いする動物で知られています。ただ食べる量が明らかに減っていると感じるならいくつか原因があるかもしれません。
うちの猫も何度か餌を食べなくなってしまったことがあったので、今回の記事でご参考になれば幸いです。以下で対処方法を考えてみました。
猫が餌を食べない原因で考えられるもの
病気の場合は獣医さんの指示に従うことが一番ですが、猫の食欲がなくなった原因をいくつか考えてみましょう。心当たりがあるなら改善させれば、猫の食欲が元に戻ることも多いです。
・餌のニオイが減っている
・餌の好みが違う
・老化による食欲減少
・病気のため食欲がない
猫の好物のエサを選んでみよう
猫の好物といえば、魚だと思われる方も多いと思いますが、なかには魚系の餌よりもチキンなどの肉系のエサの方がよく食べることもあります。元々猫は肉食動物として過ごしてきたので、それらのことも関係しているのかもしれません。
・フィッシュ | ・チキン | ・ビーフ |
猫も人と同じく、味の好みがあるので、苦手なエサの場合、食べない事も多々あります。その為、いくつかエサを交換してみて、猫が好物としているキャットフードはどの種類なのかを把握する必要があります。実際に食べさせてみないと、好みの餌か判断するのは難しいと思いますが、根気良く、猫の好きな餌を見つけてあげましょう。
同じエサばかりだと猫も飽きる
猫は意外とグルメな動物で、好き嫌いが激しいです。高い缶詰やオヤツだと食べてくれるのに、ドライフードを食べてくれないことはありますよね。猫も人と同じように同じ餌を与え続けると飽きてしまいます。そのため対策方法としては餌の種類をローテーションします。色々な餌を試しているうちに食欲が増すこともあります。
餌を切り替えたら食べなくなった
猫はとてもデリケートでちょっとした環境の変化や、餌の変化で急に食べなくなることがあります。元々食欲旺盛だったのに食べなくなったのなら餌を切り替えてしまったことが原因かもしれません。その場合は元々食べていた餌に戻してあげると食べることが多いです。
猫は環境の変化で餌を食べなくなることも多い
うちの猫の場合、エサ皿を置いてある周辺の物の配置などに変化をつけてしまうと、ストレスにより食べなくなることもあります。その場合は、皿の位置を元に戻してあげると食べることがあります。他にもエサを入れている容器の高さや深さなどが関係して食べなくなる事もあるので、食べやすいお皿に交換してあげるのもいいかと思います。
関連「猫の餌皿の種類と選び方のコツ」
猫用のおやつ
ついつい猫が喜ぶのでおやつを与えてしまう経験はあると思います。ただ、おやつを与えすぎてしまうと猫が餌を食べなくなってしまうことがあります。健康面を考えてみると与えすぎてもよくありません!できれば食前を避けて食後に与えたり、たまのご褒美程度に与えるようにしましょう。
キャットフードのニオイも食欲に関係がある
実は、キャットフードのニオイが少なくなると猫が餌を食べない事もあります。猫はニオイで、食べられるものか、食べられないものかを判断しているといわれているので、ドライフードを出しっぱなしにしている場合は、食べなくなる傾向にあります。うちの猫も、古い餌をそのままにしておくと、新しい餌を催促してくるので、関係性は高そうです。
それと、基本的に猫のエサはドライフードで十分ですが、ウェットフードの方が、食べることが多くあります。ウェットフードはドライフードと違い、ニオイが強いものが多いので、猫の鼻を刺激し、食欲が増すことがあります。ただし、ドライフードの方が栄養は高くバランスもいいです。他にも歯を丈夫にする役割があります。そのため、基本食としては、ドライフードの方がいいでしょう。
ウェットフードを猫に与える場合は、ドライフードの上に少量のせてあげる程度でいいと思います。それだけでも、猫の食欲が増す事は多いです。
エサのニオイがなくなるのを事前に防ぐ方法
・小さい容器 | ・大きい容器 |
餌のニオイがなくなってしまう場合は、保存状態にも気をつけなくてはなりません。カリカリと呼ばれるドライフードだと、使いきる前に餌のニオイが飛んでしまうことがありますので、きっちりフードストッカーに保存することも大切です。
餌の量が多くないのなら、真空容器になっているビンに保存してもいいかもしれません。密閉状態で保存すればニオイが消えにくくなります。フードストッカーに保存する際は、湿気から守るための乾燥剤も忘れずに用意しましょう。
キャットフードは、なるべく古いものは捨てて、新しいものに変えてあげると食欲が増すことも多いです。それと、冷蔵庫に入れた缶詰やパウチになってるものは冷えてしまうとニオイが薄れてしまいます。そうなると食べてくれないことも多いので、その場合も、新しいキャットフードと交換してみましょう。
猫の老化による食欲不振
基本的に、猫も高齢になっていくとエサを食べる量や、回数も減っていくと思います。猫は老化していくと足腰が弱ってきますし、寝る時間も増えるので、餌を食べる回数は若い頃と比べると減っていくと思います。
老化による食欲不振なら、無理に食べさせようとせず、ウェットフードなどを使い栄養を補ってあげたり、食事の量や回数も猫に合わせて用意してあげることが大切だと思います。キャットフードなども年齢に合わせたものを与えてみるのもいいかもしれません。
猫が病気でエサを食べてくれない場合
猫の病気の具合によっては食欲不振になることが多いと思います。今までたくさん食べてたのに急に食欲がなくなった気がする…ぐったりしている…丸一日何も食べない…下痢や嘔吐を繰り返す。少しでもそのような症状があらわれていたら、早めにお近くの動物病院へ連れて行き、お医者さんの指示に従いましょう。
食べさせ方としては獣医さんによって方法が異なってくると思いますが、体力がない猫に関しては、寝床付近に餌皿を置いてあげたり、場合によっては手からエサを食べさせたりすると口にする場合もありますので、お試しください。
猫の習性
どんなに高級なエサや好みのエサを与えても、途中で食べるのをやめてエサを残すことがあります。その場合は、猫の習性のむら食いの可能性があります。子猫から成猫になったときのむら食いでしたら何も心配ありません。
詳しくは「猫の食事の回数と与え方」を参考にしてみてください。