猫の餌皿の種類と選び方のコツ
餌皿のポイント
猫の餌皿(容器)といっても色々なものが販売されているので、実際、使ってみないと細かい使用感がわかりにくいかと思います。
今回は個人的な経験談を交えて、餌皿の種類と選び方のコツをご紹介します。
餌皿を選ぶ前に抑えておきたいポイント
餌を入れる容器を選ぶときに重要になってくる項目として、大きさ、深さ、重さ、質があります。エサは毎日あげるものなので、慎重に選びましょう。猫によってはエサ皿の大きさや深さなどで、エサを食べなくなる事もあるので、飼っている猫に合わせて選ぶ事をおすすめします。
【エサ皿の性質と特徴】
餌皿には主にステンレス製、プラスチック製、陶器製のものがあります。販売されているものはプラスチックの方が多く、安く購入できます。ただデメリットも少なからずあります。プラスチック製は傷つきやすく、汚れも落ちにくいです。逆にステンレスタイプは汚れが落ちやすく、長持ちしやすいですが、金属の匂いが若干気になる人もいるでしょう。
陶器タイプはペット用洗剤で洗いやすく重量もあるので猫がひっくり返しづらいです。普段使っている食器と同じ要領で使えます。ただ、陶器は落とすと割れやすいので、気をつけましょう。個人的には、清潔に保てるならどのタイプを選んでもいいと思います。
餌皿の大きさ
小さめのものより、少し大きめのものと考えた方がいいかもしれません。猫は容器に顔を入れながら食べるので、小さめのものだとヒゲが当たったりして食べづらいからです。成猫か食欲がなくなった老猫なのかでもエサの量は決まってくるので、その辺も考慮してあげることが大切かもしれません。
それと、皿が大きめのものだと餌の量を多めにしがちですが、餌の量は皿に出し過ぎないように、調節して与えてください。特にドライフードは食べ残しを出しっぱなしにするとニオイがなくなり、猫も食べなくなります。一日に何回エサを与えていてどのくらいの量を与えているのかを考えて大きさを選ぶようにしましょう。
餌皿の深さ
猫用の容器はあまり深さがないものを選びましょう!容器の底にエサが残ってしまうと猫も食べづらくなってしまい、餌の残りが出てしまうことがあります。深さは浅すぎても餌がこぼれやすいです。実際使ってみないと、どのくらいの深さが適正なのか判断するのは難しいのですが、極端に深くない限り問題ないと思います。
餌皿の重さ
使用する容器は軽いものより、少し重いものを選ぶといいです。理由としては、軽いものは猫が体重をかけたときにひっくり返ってしまうためです。
ある程度、重いもので固定されていた方が食べやすいと思います。プラスチック製は軽いものがほとんどなので、どうしてもこぼしてしまう場合は、陶器型の食器を選びましょう。
猫の食器はいつも清潔に!
よく猫の餌皿を洗わない人を見かけますが、容器を洗っていると結構ぬめぬめしています。お皿はいつも清潔にしていないと雑菌が繁殖しやすく不衛生になりがちです。対策方法としてはエサを食べ終わった後に洗ってあげるを心がけましょう。
水を与える容器も頻繁に洗うのは必須です。その際、人間用のスポンジを使うのではなく、念のため、猫用と完全に分けたほうがいいかと思います。 共同生活するうえで、動物と人間用で皿を区別しておくことは非常に大切になってきます。
それと洗うときには人間用の洗剤は使ってはいけません。猫が容器をなめるなら尚更、洗剤を使わない方がいいでしょう。水洗いで汚れはおちるので大丈夫です。汚れが酷いときは動物にも使える専用の洗剤を使うことをおすすめします。
餌皿の種類
餌皿の種類で気をつけたいことがいくつかあります。上記の選び方のポイントと合わせてご参考ください。
ポイントとして受け皿は猫がひっくり返さないある程度重いものものを選びましょう。
こぼれにくいエサ皿
受け皿から結構エサがこぼれおちることが多々あると思います。こぼれてしまう理由はエサの量が多すぎたり、猫の食べ方だったりしますが、理由の一つとしてはエサ皿の形状にも原因があると思います。エサ皿が原因となってしまう場合は、内側が二段形状になっているものの方がこぼしにくいです。
餌がこぼれおちると猫も気になって食事を中断することがあるので、なるべくこぼれない受け皿を用意してあげることが大切です。餌入れ以外にも水入れとして使えるので最適です。
汚れをおとしやすいエサ皿
ステンレス製の最大のメリットは汚れにくいことです。エサは毎日用意するものなので、洗いやすく汚れが付着しにくいものを選んだ方が効率がいいです。猫の受け皿はウェットフードでもドライフードでも汚れが付着するので、小まめに洗ってあげましょう。
それと意外と気づきにくい点として水の受け皿も汚れやすいです。受け皿が汚れていると猫が食事をしなくなったり、水を飲まなくなったりします。なかには水をとりかえてほしくて鳴いて要求してくる猫もいます。汚れがおちやすい受け皿を選ぶことで猫の健康面もばっちりです!
洗いやすくデザインが可愛いものが多い
陶器製は水で洗い流しやすく、デザインも豊富にあるのが特徴です。質も人が使うものと変わらないので普段通りに洗えば問題ないです。メリットとしては、飼っている猫に合わせて高さを選びやすいことと、一定の重さがあるので猫がひっくり返す可能性が低い事だと思います。陶器製も通常の食器と同じく、常に清潔に保ってあげましょう。
陶器なので、上記のタイプのお皿と違い割れやすいので、取り扱いに注意しましょう。
留守中のエサやり
・ルスモ (LUSMO) ペットフード・オートフィーダ イエロー
飼い主の留守中にエサをあげるには自動餌やり機がとても便利です。
長期外出するときや飼い主がちょっとした用事でエサをやれないときなどに向いています。
仕組みはタイマーをセットして自動でドライフードがおちるようになっています。
メーカーによって様々な種類が販売されていますが、初心者でも扱いが簡単です。猫が壊さないように耐久性があるものを選びましょう!
留守中の水やり
・アイリスオーヤマ ペット用自動給水器 アイボリー J-200
上記の自動餌やり機と同じように使える自動水飲み機です。エサと同じように水が出る仕組みになっているので留守中も安心です。外出前に水を入れておけば数日間は保てます。一日家を開ける程度なら、問題なく使えると思います。一つ注意点としては、使う前に水が出るか必ずチェックしておきましょう。
それと、これは個人的な意見ではありますが、餌の容器と水の容器は分かれているものを選んだ方がいいです。よく餌入れと、水入れ同時にできる容器がありますが、このタイプだと餌を残したときに洗うのが面倒なことと片方だけ洗うことができないのでおすすめできません。あとは、予備として二つエサ皿を用意しておくと洗うときに交換して使えるので便利です。