猫に優しいお風呂の入れ方~必要なものを用意しよう!
猫のお風呂の準備をしよう!
お風呂でおとなしい猫も居ますが、基本的に猫は体が濡れるのを嫌う傾向があります。
猫も飼い主も体力を消費する作業なのでしっかりと準備をしましょう!
今回は猫をお風呂に入れるときのポイントをまとめました。よかったら参考にしてみてください。
猫にお風呂は必要?入れる頻度や時期は?
入れる時期は冬場など寒い季節ではなく、暖かい春~夏を推奨。寒い時期だと猫が風邪をひくことがあるので注意。洗う頻度は半年に一回程度で十分です。汚れが酷いときや、嫌なニオイがついたときなどに洗います。
特に長毛猫は毛のボリュームがあるので、暖かい時期の方が乾かすときにも楽なのでお勧めです。
お風呂に入れる前に知っておきたいこと
お風呂に入れる前に事前に確認しておくことがいくつかあります。猫が暴れるので、入った後に準備するとよけいな体力を消費してしまいます。しっかり準備をしましょう。
体を濡らす前にブラッシング
湯につけてしまう前に、丁寧にブラッシングしてあげましょう。特に暖かい時期は毛が抜けやすくなるので、ブラッシングしてあげると、洗いやすくなります。
お湯の温度はどのくらいが適切?
お風呂の温度は、ぬるま湯にします。大体、30度~36度の間を心がけると◎
いきなりお湯をかけてしまうのではなく、手で触って確認しましょう。冷たい水は風邪の原因になるので使わないようにします。夏の暑い時期でも冷たい水はNGです!
シャンプーは動物専用のものを使おう!
人間用のシャンプーでも大丈夫なのでは?と思うかもしれませんが、絶対使わないようにしましょう。猫の皮膚は人間の皮膚より弱いので、皮膚のバランスが崩れる原因にもなります。
必ず猫用シャンプーを使用しましょう。洗える時期も年に数回程度なのでしっかり洗いたいですね!
妊娠中、病気の猫をお風呂はNG
動物にとってのお風呂は非常に体力を使うものです。妊娠中、病気中のときにはお風呂に入れるのは避けましょう。
どうしても汚れが気になる場合は、蒸したタオルで拭いてあげるかドライシャンプー (水のいらないシャンプー)を使ってみてください。
猫をお風呂に入れる前に用意するもの
最低限必要なものをまとめました。猫をお風呂に入れたら目が離せないので入浴させる前に準備しましょう。
バスタブ(洗いおけ)
必ず必要な物ではありませんが、あるのとないのとでは洗いやすさが断然違います。
バスタブがあると、お湯に浸せるので毛の長い猫の汚れもよくとれます。お風呂で暴れてしまう猫もバスタブに入れると落ち着くことがあります。
お湯は一度にたくさんかけるのではなく、部分的にゆっくりと洗ってあげるのがコツです。
シャンプー
シャンプーは市販されている猫用のものが良いでしょう。ダニ、ノミがついてしまった場合も専用のシャンプーを使います。
匂いは飼い主や猫の好みもあるので、気になる場合は別のものに変更しましょう。
タオル
猫の体を拭くときに使います。タオルは普通のバスタオルで構いません。毛が付着してしまうため、ペット用にタオルを用意しておくか、使い捨てできるタオルを用意しましょう。
タオルは小さめのものより大きめのものがおすすめです。猫の体を包めるくらいの大きさがベストです。
クシ・ブラシ
櫛は普段使用しているもので構いません。なるべく、目の細かいクシを使ってあげると毛がごっそりとれます。
ドライヤーで乾かしたら丁寧にブラッシングをしてあげましょう。
猫のお風呂の入れ方・洗い方をマスターしよう!
準備が完了したらさっそく猫をお風呂に入れてみましょう。猫は基本的に水が苦手なので、暴れてしまうかもしれません。
同居している方がいるなら手伝ってもらうと楽になります。
バスタブにお湯を用意
お湯は人肌程度のぬるま湯をためておきます。猫は水を嫌うので、ゆっくりとお湯に入れてあげます。
バスタブに入れるときにはかかえてそっと足から入れましょう。
猫がお湯に慣れてきたら手で毛をよく洗います。一気にお湯をかけると猫が驚いてしまうので、部分的にゆっくり洗いましょう。
シャンプーで念入りに洗おう!
シャンプーを泡立てたら軽くマッサージするように洗います。特に猫が毛づくろいしづらいお尻・足・尻尾の部分は良く洗いましょう。
お湯や泡は目や鼻、耳の中などに入らないように気をつけます。
すすぎはしっかりと!
すすぐときはシャンプーで洗う以上に丁寧にします。
シャンプーの洗い残しは、嫌なニオイや皮膚病の原因になることもあるので重要です。
洗い流すときはシャワーでもいいですし、小さい洗い桶(ボウル等)を使っても良いと思います。ただし、丁寧にすすぐことを忘れずに!
タオルで水気をふき取ろう!
タオルを用意したら猫を包み込むようにして、顔から順番によく拭いていきます。
目のまわりや、鼻、耳なども水気が残らないようにふき取りましょう。特に毛が長い猫は丁寧にふき取らないと水気が残ってしまいます。
ドライヤーで乾かす
ドライヤーで乾かすときは、十分に離してから使いましょう。近すぎると、やけどになったり毛が痛みやすくなります。目安としては10cm~20cm離します。
乾かすコツとしては、手で毛を分けながらドライヤーをかけるといいです。このとき、二人がかりだと早く終わるのでおすすめです。
乾いたらブラッシング!
毛が乾いたら毛並みにそってブラシをかけます。乾いたばかりは毛が痛みやすいので、優しくブラシがけしてあげることを心がけます。
乾いた後の仕上げ
ドライヤーをかけても、毛の長い猫は乾くのに時間がかかります。猫の毛も水気を含んでいるので体温は低下している状態です。体がしっかり乾くまでは温かい場所で休ませてあげましょう。
猫もお風呂で体力を消耗しているので、できれば無理に遊ばないようにして一日休ませてあげるといいです。
初めてお風呂に入れるのは、飼い主さんはとても大変だと思いますが、年に数回の行事なので、ぜひ洗い方をマスターしてみてくださいね!