猫トイレの種類一覧とおすすめの選び方

猫のトイレを選ぶときに気をつけること

猫のトイレを選ぶときは、どのようなものが使いやすいか考えてみることが大切です。

トイレのタイプによっては、猫が使いづらいと感じるものがあるので、じっくり飼い主と猫の目的に合わせて選びましょう。

いくつか選ぶ前のポイントを下記でお伝えしたいと思います。

砂の飛び散りが少ないトイレはなに?

猫の砂のかき方によっては、壁がないオープンタイプのトイレでも飛び散らないことはありますが、勢いよく砂を掘る性格の猫だと、粒が飛び散るので大変です。砂の飛び散りにくいトイレとしては、ドーム型や、仕切りの壁が高くなっているものをおすすめします。

仕切りの壁が低いタイプのトイレと比較すると、砂の飛び散りは最小限で済みます。

ただし、ドーム型のトイレでも完全に砂の飛び散りを防ぐのは難しいです。砂によっては、粒が肉球にはさまったり、長毛猫の場合は、尻尾や体毛に付着してトイレの外に落ちているのはよくあります。

嫌なニオイを少なくするトイレは?

トイレのタイプによって、嫌なニオイを消すことは難しいと思いますが、最も消臭効果が高いのはシステムトイレになります。

個人的に、排泄物のニオイを少しでも減らしたいときは、トイレ砂の種類を変更してみたり、掃除を小まめにする方がニオイは減少すると思います。

掃除はできるだけ1日1回を目安にしてみてください。砂の臭いも飼い主の好みがありますので、何種類か試してみることをおすすめします。

また、脱臭機などをトイレ付近に設置するのも効果は高いです。

嫌な臭いを減少させる方法

砂の変更や掃除以外の悪臭の対策方法としては、消臭スプレー、空気清浄機、脱臭機などを使ってみると、改善されることが多いです。

また、空気に嫌なニオイが残っているときは窓を開けて換気するだけでも違います。

POINT

・トイレ掃除を最低一日一回はする。
・猫が糞尿をしたらすぐに掃除する。
・猫砂を新しいものにとりかえて、ケースも水洗いする。
・猫砂の種類を変更してみる(砂を変えるだけで臭わなくなることも)
・設置場所を換気できる場所の近くにして空気を循環させる。
・消臭スプレー(消臭剤)を使う
・空気清浄機や脱臭機をトイレ周りに置く

関連:猫トイレの嫌なニオイを軽減させる方法

猫トイレのタイプ

ハーフカバーについて

オープンタイプのトイレには、壁の仕切りが、高くなっているものがあります。

壁の仕切りが高いことで、砂の飛び散りを少なくすることができます。

二層のシステムトイレについて

二層タイプのシステムトイレは、中にスノコが入っていて、下部分のシートに尿を吸収させることができます。

尿を吸い取ったシートは引き出しを開けて交換することができます。嫌なニオイを分断できるので消臭効果があります。

猫トイレの種類

猫のトイレの種類として、標準タイプ、ハーフカバータイプ、屋根付きタイプ(ドーム型) などがあります。

選び方としては、掃除のしやすさを考えるよりも、猫が使いやすいかを考えてみてください。

使いづらいものだと、トイレに入らなくなったり、外に粗相してしまうことがあるので、逆に大変になってしまいます。

標準的なオープンタイプ

花王 ニャンとも清潔トイレ リッチェル コロル ネコトイレ アイリスオーヤマ ネコのトイレ

従来からある標準的な猫トイレです。

最近のオープンタイプのトイレは、猫砂の飛び散りを少なくする為に、壁が高く作られています。オープントイレのなかにはケージに入る小型のものもあります。

猫によっては、砂の量が足りていなくてケースが軽くなっていると、ひっくり返してしまうことがあるので気をつけましょう。

それと、製品によりますが、オープンタイプは壁の仕切りが低いものだと、砂が最も飛び散りやすいトイレだと感じます。

○オープンタイプの特徴
・猫が入りやすい
・糞尿の確認をしやすい
・猫砂を交換しやすい
・中の掃除がしやすい
・砂が飛び散りやすい

ハーフカバータイプ

アイリスオーヤマ ハーフカバー デオトイレ ハーフカバー 花王 ニャンとも清潔トイレセット

ハーフカバーが付いているので、オープントイレの中では最も砂が飛び散りづらくなっているトイレです。猫砂が飛ぶのをある程度防ぐことができます。

ただし、猫の砂の掘る方向や掘り方によっては、期待するほど飛び散りは防げないかもしれません。

砂の飛び散りを防ぎたいと考えているのなら、ドーム型のトイレをおすすめします。

それと、ハーフカバーが付いているものを選ぶときには、二層になっているものと、そうではないものがあるので注意しましょう。

○ハーフカバータイプの特徴
・壁の仕切りが高いので砂が飛び散りづらい
・カバーを取り外せるものがある
・糞尿の確認をしやすい
・二層のシステムトイレもある
・カバーのため若干掃除しづらい

ドームタイプ

アイリスオーヤマ ネコのトイレフルカバー デオトイレ フード付き本体セット 花王 ドームタイプ

ドーム型は、屋根+二層になっているシステムトイレが人気ですが、中には二層式じゃないトイレもあります。その他にも、入り口部分にフタが付いているトイレもあります。

利点は、オープンタイプのトイレと比べて、砂の飛び散りが少ないです。

ですが、それでも砂の飛び散りを完全になくすのは難しいです。猫の毛の長さや使っている砂によっては砂が体毛につきやすいので、トイレの外に砂も落ちてしまいます。

二層のシステムトイレの注意点

二層になっているシステムトイレなら、オープンタイプのトイレよりも、嫌な臭いは改善されると感じます。

猫の尿は臭いが強いので、シートが尿をしっかり吸収してくれることで、ある程度臭わなくなると思います。シート交換も引き出しを開けて交換するだけなので簡単です。

専用の砂の消臭剤の香りが強いものがあるので、猫や飼い主が合わない場合があります。

また、「シート+専用の砂を用意しないといけない」「猫がシステムトイレの砂を気に入ってくれない」ことがあるので、その部分が気になるなら他のトイレをおすすめします。

○ドームタイプの特徴
・二層だと糞尿がにおいづらい
・トイレ周りに落ちる砂粒を少なくできる
・カバーを取り外せるものもある
・オープンタイプと比べると、掃除箇所が多い
・鉱物系の砂だと中で粉が舞いやすい

上から出入りするタイプのトイレ

アイリスオーヤマ 上から猫トイレ クレバーキャット 入り口が上についたトイレ ペティオ 上から入る猫トイレ

上から入れるタイプのトイレは、ドーム型と同じく砂の飛び散りが少ないです。猫は穴ぐらが好きな傾向があるので、使ってくれる猫も多いのではないでしょうか。

このトイレは、猫が余裕を持って入れるようにサイズが大きい場合があるので、ケージなどに入れる予定の場合は、注意が必要です。

製品によっては、出入りするときにフタが取れてしまうことがあります。それと、上に乗って入るタイプのトイレなので、足腰が弱い猫には向いていないです。少しでも高い場所に登らなくなっている猫の場合は使ってくれないこともあると思います。

○上から入るトイレの特徴
・砂が飛び散りづらい
・サイズが大きいものが多い
・蓋がはずれやすい製品がある
・足腰が弱い猫には向いていない

子猫用のトイレ

デオトイレ 子猫~成猫用 リッチェル こネコのトイレ 花王 子ねこ用 トイレセット

各メーカーから、子猫用のトイレも販売されています。

成猫用と比べると、子猫の体に合わせてあるのでサイズは小さめで、軽いものが多いです。その為、子猫がひっくり返してしまうことがあるので、気をつけましょう。

子猫はすぐに成長して大きくなってしまうので、用意してあげるかは飼い主次第になりそうです。

ポータブルトイレ

猫壱 ポータブル トイレ 黒 アイリスオーヤマ おでかけ猫トイレ Sturdi サンドボックス

販売されている種類はとても少ないですが、猫用のトイレには携帯できるものもあります。

用途としては、帰省のときや、緊急時に使うことができます。

自動トイレ 

オートメーテッドペットケア キャットロボット オープンエアー

猫用トイレには自動で掃除してくれるタイプのものがあります。

メリットとしては掃除をする頻度を減らすことができます。ただし、価格が高く、一般的なものではないです。

トイレ周りに家具や物を置かないようにする

トイレ周りにはできるだけ、小さい隙間がある物や家具などを置かないようにしましょう。

家具などに隙間があると中に砂粒が入ってしまうことがあるので、掃除も大変になってしまいます。できるだけ物を置かないようにするだけで掃除が楽になります。

物を置くことで、猫が障害物だと感じてトイレに入らなくなることがあるので、なるべくトイレの周りは環境を変化させないことをおすすめします。

鉱物系の猫砂を使っている場合の選び方

鉱物系の砂は、細かくて自然の砂に近いので、猫が気に入ってくれることが多いです。はじめてトイレに入る猫やトイレを覚えさせるときに使いやすい砂です。

ただし、粉塵が舞いやすく、猫や人が吸い込んでしまう恐れがあるので、猫の健康を考えているなら向いていないかもしれません。

それと、粒が細かいということは、猫が砂を掘るときにも飛びやすく、散らばりやすいので、掃除の手間がかかってしまいます。

詳しくは「おすすめの猫砂の選び方」を参照ください。

このページの先頭へ